一般社団法人日本鋼構造協会(JSSC)では、鋼構造及びその複合構造に関する技術の向上及び発展普及に貢献すると認められる業績に対して「業績賞」を設けています。
2025年11月13日、東京ファッションタウンビルにて「JSSC業績賞」表彰式が開催され、当社が施工した「南スーダンに自由への架け橋を!フリーダムブリッジの設計と施工」が表彰されました。
当社は、今後も海外での道路鉄道インフラ整備を通じて、各国の経済発展に貢献していきます。

| 工事名 | ナイル架橋建設計画 / フリーダムブリッジ |
|---|---|
| 設計者 | (株)建設技研インターナショナル |
| 受注者 | 大日本土木(株) |
| 協力者 | (株)横河ブリッジ |
| 実施地区/国 | ジュバ市、ナイル河 / 南スーダン共和国 |
| 工事概要 | アフリカ・南スーダン共和国の首都ジュバを南北に縦断するナイル河に架かる唯一の仮橋は、53年前に建設されましたが、過積載したトラックの往来が激しく、幾度となく落橋などの事故が発生し、物流と市民生活に支障をきたしていました。 本プロジェクトは、(独)国際協力機構(JICA)の無償資金協力により、南スーダン初めての永久橋梁を建設するもので、橋長560mのうち、河川部を鋼単純非合成ランガー橋×4連、両側径間を鋼連続非合成鈑桁橋×2連で構成され、ナイル河の鋼橋梁としては、最大の橋長を誇っています。また、工事期間中、内戦による中断が2回、新型コロナによる中断が1回あり、その都度、工事関係者全員が退避を余儀なくされました。これにより3年半の工事期間が約9年にも及びましたが、2022年5月無事開通式を迎えることができました。「フリーダムブリッジ」という名前は、念願の独立を果たした南スーダンの人々が、自由と平和への希望を込めて名付けたもので、現在、首都ジュバのランドマーク的な存在となり親しまれています。 |

