落橋防止機能付きパワーダンパー

落橋防止機能付きパワーダンパーについて

落橋防止構造としての機能を有するシリンダー型粘性ダンパー

落橋防止機能付きパワーダンパーは、シリンダー型粘性ダンパー『パワーダンパー』にユニバーサルクレビス(U-CLV)を適用することで、制震デバイスとしての機能に落橋防止構造としての機能を一体化した、新しいシリンダー型粘性ダンパーです。粘性ダンパーと落橋防止構造を一体化することで、支点部周辺の補強構造が簡素化され、支点部の確実な維持管理に貢献します。

※パワーダンパー:国土交通省NETIS No.TH-120010-VE
※落橋防止機能付きパワーダンパーは、首都高速道路(株)殿、オックスジャッキ(株)殿、(株)横河ブリッジによる共同特許製品です。
※U-CLVは、首都高速道路(株)殿、オックスジャッキ(株)殿、(株)横河ブリッジによる共同開発製品です。

製品の特徴

Point.1 ダンパーと落橋防止構造の兼用を実現

2軸回転機能を有するユニバーサルクレビス(U-CLV)を適用することで、地震時の想定外の方向(鉛直方向含む)への変位に追随できるため、ダンパーと落橋防止構造の兼用を実現しました。

Point.2 支承部周辺の確実な維持管理に貢献

従来、制震デバイスと落橋防止構造が必要となる支点部では、支点部周辺にそれぞれのデバイスを個別に取り付けていましたが、これらを兼用構造とすることで、支点部周辺の補強構造が簡素化され、支点部周辺の確実な維持管理に貢献します。

落橋防止機能付きパワーダンパーの構造

Point.1 2軸回転機能を有するユニバーサルクレビス(U-CLV)を搭載

ユニバーサルクレビス(U-CLV)は、トラニオン部材に主軸ピンと副軸ピンを直交して内蔵し、主軸ピンまわりは±90度、副軸ピンまわりは±15度の回転追随性能を有している構造です。

Point.2 落橋防止構造としての抵抗部材

落橋防止構造としての水平力に対しては、ダンパー外部に増設した落橋防止部材(PC鋼棒)で抵抗します。場合によっては落橋防止部材を増設せずダンパー本体がストロークエンドの状態で直接抵抗する構造もあります。ダンパー外部に落橋防止部材を増設する構造では、ダンパーとしての減衰力と落橋防止構造としての抵抗力を自由に組み合わせることが可能です。

 

性能試験

実機での性能試験により、落橋防止構造としての耐荷性能を有していることを確認しています。

 

耐震製品のお問い合わせ

株式会社横河ブリッジ 製品エンジニアリング部 第一課(本社)

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TEL:047-437-7999 / FAX:047-435-6154

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